歯医者も”ワークシェアリング”らしいです

さて、今日はパリから引っ越して来た後、1年半で久しぶりに歯医者に行くはめになった時のエピソードについて・・・。

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パリ時代の歯医者

パリでは13区にある歯医者さんに通っていました。<通っていた>ほどでもないのですが、パリに住み初めた翌年の夏、奥歯の詰め物がポロンと取れてしまったのでした。
同僚に聞いてもあまり良い歯医者の噂は聞かないし、当時よく閲覧していたパリの日本語無料新聞のネット掲示板を参考に、電話をかけてみたところ、ほんの2,3日後の朝イチに予約入れてくれたので行ってみました。始業時間前後なら空いていたのかもしれません。

こちらも出勤前に済むので大助かり、そのころまだGoogleマップは充実していなかったので昔ながらのパリ市街地図を頼りにしてメトロ6号線の駅からとぼとぼ歩いて探し当ててたどり着きました。

掲示板で読んだ通り、ベトナム系の歯医者さんでしたが、物腰穏やかでしかも手先が器用。ベトナム系の歯医者さんの多くは結構手先が器用で上手い、との話を聞いた事がありますが、その典型でしょうか。

一回で元通りにしてもらったのですが、ちょうど硬いものを食べた時歯が欠けたところがあったのを発見され、次回の予約をまた朝イチで取ってくれました。後でこの歯医者さんは普通に予約を取ると1ヶ月以上先になる事を知って、<ラッキー>。これも社会保険の範囲内とのことで超安でOK。

その後も時々(何年かに一度)はお世話になり、パリを離れる年には新しい街では何かと不安なので一応弱い所を点検修復してもらいました。これは保険でカバー出来る部分とムチュアル(社会保険以外の医療費用をカバーするいわゆる共済保険)で払えるところでもダメな部分が多かったので合計2000ユーロ超でしたが、これは安心料だと歯の治療に関してはとりあえずやれることはやってパリを離れられたのでした。

当地で歯医者にかかることに・・・

さて引っ越して来てから1年半程たった去年の7月、食事を噛んでいると何かしら手前の奥歯に違和感が。ポロっと取れてしまったのです。

うわ~。これって実は義歯(ぎし)、クラウンだったのですよね。その昔日本で作ってもらったものでパリでも取れたことがあって例の歯医者さんで付け直してもらったのがまた取れた。

・・・でもここで歯医者なんてぜんぜん知らないし、どうしよう。第一しゃべる度に見える位置なので放おっても置けない・・・。

そこで若干知り合いになったちょっと先に住んでいる80代のおじいさんおばあさんに聞いてみる事にしました。こんな事は長く住んでいる人たちに聞くのが一番。

・・・すると、同じ界隈にある歯医者を紹介してくれ、なんと予約電話までかけてくれ、その日の午後に行くことに。こんなのは普通ありえないのですが、その歯医者は昔、部屋が見つかるまでその夫妻のアパートに一時居候していたことがあるとか。納得です。

午後早速行ってみると(歩いて5分)取れたものはすぐ付けてもらえましたが、
「もう古くなってるからなあ・・・、そう?日本で20年ほど前に作ってもらった?それならもう払ったお金の元は取れてるよね」

私もどうせならちゃんとやり直してもらった方がいいかなと思ったのですが、まずはレントゲン撮影をしてくれるラボラトリーでパノラマエックス線写真を撮って持って来る様にとのこと。

・・・ええ??? 普通歯医者では自前ですぐ撮影してくれますよね。

日本でもパリでも歯科医院内にはちゃんと設備があったけど、世の中にはこんな歯医者もあるのだなと思いながらネットでエコーやレントゲンを専門に行うラボを探しました。

ちょうど夏休みの時期なので、家に近い一軒は歯科レントゲン担当者が休暇中、離れた街外れのラボにダンナと一緒にクルマで行きました。ここは予約は不要みたいで即撮影してもらえましたが、なんでこんな手間かけなきゃならないの?
そして半月後の次の予約日にレントゲン写真を持って行ってみると・・・・。

夏休み後になった、お次は・・・

次の予約の7月31日に行ってみると、レントゲン写真を預かり、
「急いでる?特に急いでいないなら、夏休み明けにまた来てくださいね」
とのこと。

9月はどこかに旅行することにしていた(ワンの発病でおじゃんになりましたが)ので、10月11日の午前中に再予約を入れ、そのまま帰宅。なんだ、これ。
(徒歩5分だから何でもなかったのですけどもし結構遠くから来てたならここでキレるところでした。)

そしてその10月11日、行ってみると、まず歯石を取ってくれました。(サービス?)そして例のレントゲンをPCに取り込んでそれをスマホにアップして、その後誰かにMSMを送っています・・・。(ええ???なにこれ?)

そして今度は相手の携帯に電話をかけて留守電にメッセージを。

その内容が信じられないので、自分のフランス語の聞き取りがおかしいのだと思ってましたが、電話を切った後サササ、と何かメモに書いて、

「はい、これ。2,3日中にあなたの携帯に電話をくれるだろうからそれから後はあっちと打ち合わせて治療して。そこの歯医者の住所と名前はこれ」

とそのメモを渡されました。

ちょっと・・・・なにこれ????????(まだ信じられません)

しかし紹介してくれた老夫婦の手前もあるのでその場は微笑みをキープして、
「はい、わかりました。この住所と名前ですね」

と、その場を後にしたものの、歯医者の建物を出た途端、喪失感と不審感、不信感で頭がはちきれそうに。

歯医者難民になるかも???

要するに私という患者をたらい回し、或いはいい意味だと仕事の分け合いをされたのです。
また悪い方に考えてみると、ガイジン差別されたのかも。

むかつきました。はたして2日後にはその<トモダチの歯医者>から携帯に電話が入ったようですが、ずっと電源を切っておいたしこちらから連絡は取りませんでしたが、その後は電話はかかって来なかったようです。(知らない番号からの電話には出ない様にしているので)

でも紹介してくれた人には悪いけれど、この歯医者最低の態度です。もう行きません!

クラウンをとりあえず入れてくれた時もやり方が荒っぽいので顎がすごく痛かったし、口をすすぐ水もなかなか出してくれなかったり・・・。ダメダメ歯医者です。

もしまた歯のトラブルがあったらどうしよう?ひょっとしてパリの歯医者さんに電話して予約するかも、です。でもこの件では当地の人間の習性の悪いところをまた見てしまったのでした。

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