歯医者も”ワークシェアリング”らしいです

久しぶりの更新です。フランスやイタリアでは想定外の大雪に見舞われた
今年の冬ですが別に冬ごもりでもありませんでした。

ちなみに私の住む地方では雨も雪も降らず・・・。雪景色が懐かしいと、ローマ
の雪が羨ましかったです。

ブログは更新しないと癖になりますね 😀

さて、今日はパリから引っ越して来た後、1年半で久しぶりに歯医者に行くはめになった
時のエピソードについて・・・。

パリ時代の歯医者

パリでは13区にある歯医者さんに通っていました。<通っていた>ほどでもないので
すが、パリに住み初めた翌年の夏、奥歯の詰め物がポロンと取れてしまったのでした。
同僚に聞いてもあまり良い歯医者の噂は聞かないし、当時よく閲覧していたパリの
日本語無料新聞のネット掲示板を参考に、電話をかけてみたところ、ほんの2,3日後
の朝イチに予約入れてくれたので行ってみました。始業時間前後なら空いていたのかも
しれません。
こちらも出勤前に済むので大助かり、そのころまだGoogleマップは充実していなかった
ので昔ながらのパリ市街地図を頼りにしてメトロ6号線の駅からとぼとぼ歩いて探し当て
てたどり着きました。

掲示板で読んだ通り、ベトナム系の歯医者さんでしたが、物腰穏やかでしかも手先が
器用。ベトナム系の歯医者さんの多くは結構手先が器用で上手い、との話を聞いた事が
ありますが、その典型でしょうか。一回で元通りにしてもらったのですが、ちょうど
硬いものを食べた時歯が欠けたところがあったのを発見され、次回の予約をまた朝イチ
で取ってくれました。後でこの歯医者さんは普通に予約を取ると1ヶ月以上先になる事
を知って、<ラッキー>。これも社会保険の範囲内とのことで超安でOK。

その後も時々(何年かに一度)はお世話になり、パリを離れる年には新しい街では
何かと不安なので一応弱い所を点検修復してもらいました。これは保険でカバー出来る
部分とムチュアル(社会保険以外の医療費用をカバーするいわゆる共済保険)で払える
ところでもダメな部分が多かったので合計2000ユーロ超でしたが、これは安心料だと
歯の治療に関してはとりあえずやれることはやってパリを離れられたのでした。

当地で歯医者にかかることに・・・

さて引っ越して来てから1年半程たった去年の7月、食事を噛んでいると何かしら
手前の奥歯に違和感が。ポロっと取れてしまったのです。

うわ~。これって実は義歯(ぎし)、クラウンだったのですよね。その昔日本で
作ってもらったものでパリでも取れたことがあって例の歯医者さんで付け直して
もらったのがまた取れた。

・・・でもここで歯医者なんてぜんぜん知らないし、どうしよう。第一しゃべる
度に見える位置なので放おっても置けない・・・。

そこで若干知り合いになったちょっと先に住んでいる80代のおじいさんおばあさんに
聞いてみる事にしました。こんな事は長く住んでいる人たちに聞くのが一番。

・・・すると、同じ界隈にある歯医者を紹介してくれ、なんと予約電話までかけて
くれ、その日の午後に行くことに。こんなのは普通ありえないのですが、その歯医者
は昔、部屋が見つかるまでその夫妻のアパートに一時居候していたことがあるとか。
納得です。

午後早速行ってみると(歩いて5分)取れたものはすぐ付けてもらえましたが、
「もう古くなってるからなあ・・・、そう?日本で20年ほど前に作ってもらった?
それならもう払ったお金の元は取れてるよね」

私もどうせならちゃんとやり直してもらった方がいいかなと思ったのですが、まずは
レントゲン撮影をしてくれるラボラトリーでパノラマエックス線写真を撮って持って
来る様にとのこと。
・・・ええ??? 普通歯医者では自前ですぐ撮影してくれますよね。
日本でもパリでも歯科医院内にはちゃんと設備があったけど、世の中にはこんな
歯医者もあるのだなと思いながらネットでエコーやレントゲンを専門に行うラボを
探しました。

ちょうど夏休みの時期なので、家に近い一軒は歯科レントゲン担当者が休暇中、
離れた街外れのラボにダンナと一緒にクルマで行きました。ここは予約は不要みたいで
即撮影してもらえましたが、なんでこんな手間かけなきゃならないの?
そして半月後の次の予約日にレントゲン写真を持って行ってみると・・・・。

夏休み後になった、お次は・・・

次の予約の7月31日に行ってみると、レントゲン写真を預かり、
「急いでる?特に急いでいないなら、夏休み明けにまた来てくださいね」
とのこと。

9月はどこかに旅行することにしていた(ワンの発病でおじゃんになりましたが)
ので、10月11日の午前中に再予約を入れ、そのまま帰宅。なんだ、これ。
(徒歩5分だから何でもなかったのですけどもし結構遠くから来てたならここで
キレるところでした。)

そしてその10月11日、行ってみると、まず歯石を取ってくれました。(サービス?)
そして例のレントゲンをPCに取り込んでそれをスマホにアップして、その後
誰かにMSMを送っています・・・。(ええ???なにこれ?)

そして今度は相手の携帯に電話をかけて留守電にメッセージを。

その内容が信じられないので、自分のフランス語の聞き取りがおかしいのだと
思ってましたが、電話を切った後サササ、と何かメモに書いて、

「はい、これ。2,3日中にあなたの携帯に電話をくれるだろうからそれから
後はあっちと打ち合わせて治療して。そこの歯医者の住所と名前はこれ」

とそのメモを渡されました。

ちょっと・・・・なにこれ????????(まだ信じられません)

しかし紹介してくれた老夫婦の手前もあるのでその場は微笑みをキープして、
「はい、わかりました。この住所と名前ですね」

と、その場を後にしたものの、歯医者の建物を出た途端、喪失感と不審感、不信感で
頭がはちきれそうに。

歯医者難民になるかも???

要するに私という患者をたらい回し、或いはいい意味だと仕事の分け合いをされた
のです。
また悪い方に考えてみると、ガイジン差別されたのかも。

むかつきました。はたして2日後にはその<トモダチの歯医者>から携帯に電話が
入ったようですが、ずっと電源を切っておいたしこちらから連絡は取りません
でしたが、その後は電話はかかって来なかったようです。(知らない番号からの
電話には出ない様にしているので)

でも紹介してくれた人には悪いけれど、この歯医者最低の態度です。もう行きません!
クラウンをとりあえず入れてくれた時もやり方が荒っぽいので顎が痛かったし、口を
すすぐ水もなかなか出してくれなかったり・・・。ダメダメ歯医者です。

もしまた歯のトラブルがあったらどうしよう?ひょっとしてパリの歯医者さんに
電話して予約するかも、です。でもこの件では当地の人間の習性の悪いところを
また見てしまったのでした。

おフランス全体フランス社会
カテゴリー別一覧
クイックシェア!
元パリジェンヌのセミひきこもり