おいしいライティングのお仕事

*”フランス ペネロペ”で検索してしまうと、こんなのが出てきて可愛い。
             ”フランス ペネロプ”等にすると当該記事が色々出ましたが、写真がいっぱいで
気分悪いので画像はこれにしました。

 

 もう日本語のニュースでも一部でかなり報道されているのですが、
(日本のヤフーではなぜかほとんど見かけません)大統領選まで3ヶ月
もない1月末になって、保守系共和党の候補でこれまで<時期大統領に最も近い男>
とされて来たフィヨン氏奥方の金銭スキャンダルが(本当の話のはずなので事実暴露
でしょうね)ほぼすっぱ抜き記事専門の週刊紙、キャナール・アンシェネ紙上で公に。

 

つまり名前貸しただけで給料もらったって事

 現地ではもう毎日のように報道されていて、そのせいでアメリカでの例のトランプ
大統領の<公約遵守騒動>があまり報道されてはいない程なのです。スキャンダルの
内容は要するにフィヨン氏の奥方、ペネロプ夫人が
「議員時代に議会アシスタントとして雇用されたことにして、高額の給料も受け
取ってはいたのに実際は何もせず家に居た」ということなのでした。

身内のアシスタント雇用自体は悪くないのですが、その給料の額と実際には何も
してはいない=高額の不労所得ことが大問題になっています。

その金額はいったいいくらなのだろう?と思ったら、上記の新聞社によると彼女が
荒稼ぎした給料の総額、90万ユーロはあったとのこと、私は金額の数字が大きくなる
と自分には関係はない等で日本円に直すなどするのもめんどくさくなってしまうの
ですが、約6000万円ぐらいなのでしょうか?えーっつ、そりゃ地元の田舎に庭園付き
の大邸宅が持てるわけだ・・・。

イギリスのマスコミ取材のビデオが動かぬ証拠

ペネロプ夫人は実はイギリス人とのハーフで英語は母国語でもあります。
10年前、サルコジ大統領が誕生しフィヨン氏が首相になった直後にイギリス
のマスコミの取材を受けパリのカフェで英語で受け答えしているビデオが先週、
フランス語の吹き替えが付いてTVで放映も。(ビデオの1分40秒頃から)
最後の方は”原語版”になっていてオリジナルの英語での発言が聞けます。

「私は主人のアシスタントなんかしたことないわ。でもね英文学と法律の勉強
をして弁護士資格もあるのよ。でも働いた事なんてない、いつも子供の世話とか
で家で主婦やってたわ・・・・・」

優雅に専業主婦、時々ボランティア。いかにもお金持ちの教養ある婦人という姿
がビデオに映し出されていましたが、これが証拠となってしまうとは10年前には
思いもしなかったでしょう。
注:日本と違ってフランスでは(そして欧州一般でもそうと思います)ディプロマを取って
  法学部を出ただけでそれで弁護士なのです。司法試験などはありません。

4000文字にもならない書評がしめて10万ユーロ

また私が個人的に気になったのは総額からみると小さいのですが90万ユーロの
所得には「出版社での1年8ヶ月の勤務」(これも毎日出社したとかではない)の
架空就業の所得も入っています。
2012年5月から翌年末までで10万ユーロ、その間やったことといえば合計が
4000字(4000ワードではなく文字数)にもならない文学書評2本を一応伝統が
ある有名な雑誌に匿名で載せただけ。

問題の2つの書評を掲載した記事

当時この雑誌の編集長を務めていた人によると「彼女が社に来た事も電話で
話した事もメールでのコンタクトも無かった」そうで、つまり2本の書評をお家で
書いて送っただけだったみたいですね。出版社は一私企業なので議会アシスタントの
件が無ければそれは会社が決めて払った報酬という事で見逃されたでしょうけど今回
その10年以上も前に存在した<幽霊アシスタント>に公金が支払われた不労所得、
そして額は比較的小さいもののまだ学生であった子供二人を”弁護士として雇って” 
同じ様に高給を得させていた時期も存在したことも明るみに出たのでついでに槍玉に
あがっています。

4000字未満でこの報酬、ネット上では批判ごうごうです。中にはゴーストライター説も。
ペンネームで発表されてもいるのですが仮にもし本人が書かなかったのであれば
それはまた本当に不労所得、庶民の怒りがますます煽られることでしょう。
実際昨今のライター仕事の報酬なんて安いもの、良くて1記事5000円程。それも
要求されるボリュームはもっと多いのです。

お肌を強化するエステ?

これほど世間で話題になりみんなの顔をしかめさせているのにご本人側そして
支持者団体は結構しらっとした様子です。「負けずに頑張る」、とか何とかと
開き直って言ってもいる様ですから理解に苦しみます。これが日本だったら即
追求されて候補を降りるどころか今ごろ既に政界から締め出されてるのでは
ないでしょうか。結構フランスって権力側はやりたい放題、昔14年も大統領続
けたあのお方などは婚外娘を堂々と税金使って官邸に住ませたりしてました、
やった事について恥ずかしくもなんともないのは昔から。そうとうお顔の皮が
強くないとあの世界では生きて行けないのでしょう。皆さんお肌を強化する
政治家(とその家族も)専用エステサロンの常連なのでしょうか。

果たしてフィヨン氏が候補を降りるか、また3ヶ月後の大統領選の行く末はどう
なるかについてはこちらは選挙権が無い外人ですので見守るだけです。願わくば
まともな外人に優しい政権になって欲しいですが今の社会状況を考えると難しい
話の様ですね。

せめてあれほどでもなくてもいいからすごく割がいいライティングの仕事は無い
かな、と思うだけなのでありました。

タイトルとURLをコピーしました