退職ストーリー その1

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退職ストーリーの始まり

先日の記事でも触れましたが先月に突然引越し、と同時に勤めていたパリの会社を退職することになったのでした。

上部による退職の社内向け公開発表は僅か20日前の11月25日だったので社内の皆にびっくりされました。

・・・実は年末に辞めることはもう今年の4月頃から決めていたのです。と言うより辞めること自体についてはもう5、6年前からの念願だったのですが日にちが具体化していないのでずっと内緒にしていたのです。会社に関係のない人には堂々としゃべりまくっていたのですが、やはり、日にちも決まっていないのに辞めるぞなんて言えないですよね。

職を得てパリに来た当初は当時花形の観光業であった事もあって全てが華々しく、また直接カスタマーに接する仕事だったのでそれなりにやりがいがあり毎日が活気に満ちていました。
時には土日に勤務することもあったのですが、一応割り増し給料は出るしとにかく仕事をすることが楽しくて仕方がなかったです。

それがある時を境にして辞めたくて仕方が無くなったのでした。

策略家のお局

実は社内の組織改正で別の関連会社に部署ごと(とはいっても2名だけ)異動、やることは同じでしたがその会社に一番最初から居る人が上司に色々と「忠言した」あげくその部署のリーダーとして侵入して来た結果、彼女による謂れの無い数々の嫌がらせに苦しむことに。

そして古参の策略家は強いもので気に食わない私は色々イジメにあった後上司にうまく取り合って進言され、ついには放り出され、単調でつまらないデータ処理がほとんどの業務を一人でさせられることに。

もう一人の相棒はその後さんざんで最後はいびり出されて一応「定年を理由に」退職。
彼女の個人的事情は辞めてのんびり奥さんやってられる人とは違うので働けるうちは仕事した方がいい筈でしたが精神面から体調も崩してしまいあえなく定年になるまで頑張って「自己退職」という形になりました。
これって酷い話ですよね。

辞めたいけど辞められない

策略家に追い出されたその当時、実はすぐにでも辞表を叩きつけたかったです。しかしこの就職難のフランス、外人でしかも若くも無い自分に転職先など無いことはわかりすぎるほどわかっていました。それに日本と違ってじぶんから辞めた人には失業手当など一切給付されません。
これ、日本人には理解しづらいかと。私もこちらに来た当初、ええっ?!と思いました。
でもこうでないとみんなが失業手当で遊び暮らすからなのですよ、きっと。

ちなみにフランスの失業手当給付期間は日本とは違って長~いです。
通常は何年か会社員として働いていて辞めるわけですが、過去28ヶ月ないし36ヶ月のうち最低4ヶ月以上働いて失業保険掛け金を支払って来た(一般的な)場合、49歳以下は24ヶ月間そして50歳以上は何と36ヶ月間もの間給付されます。これだから安易に手当ては出さないのですね!

ボーナスはやっぱり欲しいよね?

さて辞める目算はダンナの定年退職+移住の時でした。
しかしフランスの場合年金受給年齢になったからと安易にぱっぱと辞めると数ヶ月の差で受給金額に多大な差が。そのため計算につぐ計算とフランスの役所の仕事の緩慢さと役所の担当との面談予約の取りにくさ(なんと電話はいつも話中で繋がるのを待つこと何十分とかかることも!)でかなり大変な様でした。
(・・・本人でない私は横で見ていただけ)

(2020年7月追加)2020年の今ではネットでできるようです。わたしが申請する頃にはどんなになっているのでしょうか?

ついでに言うとフランスの場合新卒ですぐ正社員の仕事に就ける人はあまり居ないのでそのまま延々と学業を続けてディプロマの数を増やしていたとか、正社員になるチャンスが無くて切れ切れの就業時代があった等々で、年金掛け金が法定受給可能年齢になっても足りない場合も多く、その場合結構な年まで仕事を続けなければ満額はもらえないということになります。ウチのダンナはディプロマなど皆無で二十歳前から仕事していたので今からでも満額申請出来たのでした。

なるほど学歴など無い方が良い場合もありますよねえ、あはは。

定年退職の場合最後に残った有休を一気に使う人も多いので主人もご他聞にもれず9月から年末まで実質仕事はせず<有休>とするよ! と言う事で本当は私も9月頃に辞めても良かったのです。

しかし11月の恒例の1ヶ月分ボーナスはやっぱり欲しいのでそれじゃ私は12月でおしまいにする、ということに決定しました。
*フランスの場合は日本のような年2回のボーナスはありません、「treizième mois」(13ヶ月目)と言う1ヶ月分に相当する金額が年末の贈り物として出る企業もありますが雇用契約などで決めていない限り義務でもありませんので無い会社も結構あります。

それじゃ12月末だな、ということでいつ辞める意思を会社に伝えるか逆算&法規を調べ、結局平社員は法律では1ヶ月前でいいってことでした。が、やはり一応後任を探す必要があるはずなので2ヶ月前ごろでいいだろう、と目算していたのです。

その<予定計画>は予想よりずっと有利にうまく行ったのですがその頃大変な事件が起こりました。

*この続きは次回「退職ストーリー その2」で。

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