プレミアムフライデー?そして花金なんぞ大昔の話

*そうです、日本のビジネス街の夜は不夜城ばかりなのです。

先月の2月24日はプレミアム・フライデーとかが始まった、とか
でフランスでもニュースに取り上げられ昼夜のニュース番組でも結構
話題になっていました。(キワモノっぽい感じでしたが)

はあ???ぷれみあむふらいでい?
と、私の最初の反応。
そう、日本のニュースをネットで見た時即時発した独り言、
「なんだこれ?できっこないって。定着しないよね」

フランスのテレビではビールで乾杯の映像が

 

 

 

 

 

 

 

 

フランスでの報道はこーんな感じで15時退社後三々五々集まってビールで
乾杯!の様子とか、大部屋で黙々仕事する社員さんの様子とか、
後はあのD社の社員だったTさんの写真とお母様が記者会見しているところ
とかを出していかに現在の日本が過激労働にあえいでいるかをアピール
していました。
不謹慎ですが流されたTさんの映像は本当に可愛い美人さんでしたので日本女子
の印象をさらに良くしたと思ってます。
(なんでこんな人があほパワハラ上司にいじめられなきゃいけなかったの!?
私ならいい加減切れて辞表を叩きつけていたな、せっかく天下の大企業Dに
入ってもそんなんじゃもうイイワって気になると思う)

でも最後はやっぱり日本の勤務時間は長ーい、というシメで、ビル街の夜景が
エンディング。
よくわかってますね、きっと取材は日本駐在記者が関与してるんだろう。

”ハナキン”ってどう書くの?

さて、話は少し変わりますが通常の企業で一週間が終わった金曜日の宵から
夜はハナキンと呼ばれていた時代がありました。ここで頷いていている人も
居るかも知れません。1990年前後の日本の高度成長後の頂点とも言えた
”バブル景気”、この数年後には信じられないように景気の翳りが蔓延して
ゆくのですが、当時はみんな浮かれていて、忙しいことは忙しいものの特に
週末の夜などは会社の交際費も使える人達は豪遊、そんなことは出来ない一般
社員も金曜の夜は例えばおしゃれなレストランなどで友人や恋人とワインを傾
けて食事を楽しんだり流行の居酒屋でバーティしたりでものすごく浮かれた時代
だったのですよね。
もっとも皆がみんなではなかったでしょうけれど、金曜の夜遅くまで働く飲食業
の人達やタクシーの運転手さん達なども客入りが多く懐が大分潤ったのでみんな
喜んではいました。それでその頃は花の金曜、略して花金という呼ばれ方をして
いたのです。金曜に定時に帰れないのは今と同じだったのですが、残業後の9時
過ぎからでも夜の繁華街に繰り出して遊び、もちろん終電は行ってしまっている
ので帰宅時に使うタクシーの取り合い合戦なども頻繁にあったようです。

・・・でも皆がみんな浮かれてたんじゃないんですよね。懐疑的な人達も居
たのです。皆と一緒に騒ぎに行くのが嫌だと<変人>と呼ばれました。
私はそれで日本の一般企業の社員であることは自分には疲れる、ということに気
づいたのですが。

でも案の定それは一時の夢だったんですね。皆同じ夢を見ていたのでしょうか。
21世紀も10年以上が過ぎ、バブル時代は赤ん坊だったりまだ生まれてもいな
かった人達が、
「ハナキンって漢字で書くと華金と書くの?」
と質問してたりします。
華金という字には私は今の日本で買い物旅行をして大金を使いまくる中国人
バブル長者しか連想できませんけどねえ・・・。

これが現実なんだけど

 

 

 

 

 

 

yahooジャパンのアンケート調査、6割以上が「プレミアムフライデーは謳歌
してません」の回答でした。当然ですよね。
この<企画>は消費拡大が目的らしいのですが、消費する余裕も時間も、そして
仕事の状況が許してくれない人が本当に多いことが浮き彫りに。日本独特の振り
替え休日と同じで”休めない”人達の存在を完全無視、こんなこと考え出したの
一体誰なんでしょうか。
上の画像は途中の結果のものですが、調査終了時もほぼ同じ結果でした。

204,749票 【結果】 プレミアムフライデー、あなたは午後3時に帰ることができましたか? - Y!ニュース意識調査
月末の金曜日午後3時の早帰りを促し、消費を喚起する「プレミアムフライデー」が24日、スタートしました。あなたは午後3時に帰ることができましたか?

でもフランスも週35時間労働を謳ってはいるけれど給料が抑えられたままなのは
そのせいでもあるのです。あのフィヨン候補はこれを改革することを公約の一つに
挙げていますが、あの人達の考え付くことで庶民の暮らしが良くなるとは思えません。
なにせ扱えるお金のには雲泥の差がありますから。

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