オリジナリティと信用性

もう1ヶ月程になるけれど、例の

DeNAの”医療”サイト、WELQ

の他人の記事盗用問題、いわゆるパクリとコピペ問題、なるべくして
なった感があります。

初めてこの事件について聞いた(web上なので見たと言った方が
いいのだろうけど)時、医療情報のまとめサイトには興味なかった
ので問題のサイト名などまったく知りませんでした。そうか、こんな
クサイまとめサイトがあったのか、と。
・・・と、言いますか、私は医療情報ならやはり医師が書いてる記事
とか病院のサイトなどを調べますもの。

まとめサイトは一体誰が書いてるの?

ここ何年かの間じゃんじゃん増えてきた<まとめサイト>、個人で
運営しているのかとも思ったらほとんどが<企業運営>。
いわゆる「キュレーションメディア」といって中の記事はアカウント
登録したどこかの物知り個人が書き込んでいるはずなのだけど
実態は必ずしもそうではないのです。

*そもそもまとめサイトとキュレーションサイトは別々のもので
あったよう
ですが、ここ何年かの間はかなり定義が曖昧に
なっていて、
”キュレーション”ということで内容を高尚な雰囲気で
包んでいるサイト
が林立、今や混ぜこぜになっている感があります。

上記DeNAの運営する女の子向けキュレーションサイト、Meryの
記事製作実態からも計り知れます。要するにこのサイトは巨大な
パクリ記事の寄せ集めなのでした。ある程度の大学の女子学生なら、
パクリ集めや記事構成の力もあるだろうからとクチコミで募集、
タコ部屋まがいの作業場での90分勝負、彼女達は詳細は知らない
で来て、仕事内容については口封じされてたのですよね。だから
クチコミ募集。
キャバクラまがいで働くよりはよっぽどまともですが、盗作を推奨されて
ノルマに近いことまでやらされていた、ブラックですよね、実際。

私が学生時代こんなのが存在してたら果たして応募したかな?うーん、
給料が良ければやってたかも知れません。見たところオフィスでの事務
補助バイトよりも高尚そうですし。

さて話はWELQに戻るのですが、記事は社員が書いていた訳ではない
ようです。人件費かかりますものね、社員にやらせると。
ちょっと昔から多くの場合社員は<監督>業務で現場の泥臭い作業は
派遣とか、最近ではネットで働く<クラウドワーカー>の仕事になって
いますよね。そして中身の医療情報はコピペと真偽の程が怪しいもの
ばかり。

クラウドワーカーの<ライター募集>

何ヶ月か前になりますが、あるクラウドソーシングでの仕事について
体験記事を書いたことがあります。
その時初めてクラウドソーシングで仕事をしたのですが、実はここに
登録した理由のひとつは”web記事ライター”の実態を知りたかった
からでした。
以前から社員が執筆する文の下書きではなく、そのままweb上に載せる
記事でもネットでの下請けライターが書いているという話を耳にして
いたのですが、果たして実態は?

私が受け持ったお仕事は既に雇われキュレーターがニックネームを使って
まとめサイトにアップした記事の体裁を整える仕事でした。サイトの名前
は忘れました(・・・と言いますか、今はまとめサイトなんて星の数ほど
あるので覚えてられませんし、利用者としては興味無かったからです)

<下書き>としてアップしてある記事を書いた人のユーザーアカウントに
入って(この時点でこの記事を書いた人はサイト側に雇われてメールと
パスワードを受け取って仕事しているのだとわかりました!)文章がおかし
いのをチェック+お店情報などの記入体裁を統一するなどの作業でした
が、店の情報も古くなっていたり、よくわからない文章だったり、恐らく
雇われキュレーターさんたちは数をこなさないととても儲けにならないので
細かいチェックなどしている暇はないのだろうと推測しています。

このキュレーターサイトは盗作などはしていないとは思いましたが、
(出来た文章を見ただけで他からのコピペチェックはしてませんが)
”キュレーターサイト”の実態はこんなクラウドソーシングの下請け
ライターさん達が作っているものなのだ、と改めてびっくりしました。

それまでN・・・Rなどが検索で出て来たらライターさんも結構な物知り
だと感心していたのです。もちろん中には実際のユーザーがアカウント
をこしらえて自分の知識や体験をアップしているのもあるはずですが、
それだけでは不足してしょうがない、アクセスが集まらなければ企業と
してのサイト運営が成り立たないのでいろんなところからの情報をまと
めて文章にしてくれる安い労働力を集める訳ですね。

今後の検索エンジンに期待

さて今のところこの弱小ブログは盗作されてはないようです。弱小で
あることが幸いしているのだと思いますが念のため、コピペが出来ない
仕様に変更しました。

丸々コピーのいわば著作権問題にも発展するパクリ、また知識の
無い素人・門外漢が聞きかじりで書いたパクリ、
どちらも許されるべきではありません。

現在の検索エンジンではパクリとオリジナルの区別はつけられないので
パクリ記事を検索上位にし、今回の様な闇の商売を許してしまったので
すが、これだけ大きな問題になった訳ですから今後なんらかの手が加わ
るものと推測されます。

しかしそれまでは油断出来ませんね。ネットで情報を見るにもどれが本当
に信用出来る情報であるか選択出来る目が必要なご時勢なのです。

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元パリジェンヌのセミひきこもり