日本の年金については10年OK制度に

8月初めの暑さはどこへやら、フランスも北の方では寒い夏になってしまって
います。

こちらでは今日はちょっと暑さ戻り、普通の夏らしい夏になりました。
このまま9月まで通常モードでいて欲しいところです。

さて、

暑さが通り過ぎて思考回路も若干通常に戻り、そう言えば日本の年金制度に
変化があった、と思い起こしました。

昨年無年金者対策のために年金の受給資格期間が10年から、つまり年金の
掛け金支払いが10年以上あれば年金の受取が可能になるということに法律が
改正されました。施行日は今年平成29年8月1日。ということは8月1日に
受給権発生になりますので受給資格がある年齢の方々は翌9月分から年金が
もらえることになるのです。

これまでは25年が受給資格期間(=年金の掛け金を月々収めることが通算25年間、
300ヶ月もの間が必要)でそれに満たない場合は原則として1円ももらえなかった
のが10年収めると良いことになるとの話は聞いていましたが、それが実際に施行に
なったのです。

なにしろこれまで頑なに”25年”を通して来た日本政府なのであっさりこんな事に
なるなんて、去年この話を聞いた時は

と思ってたのですが、本当に施行されたのです。

 

日本年金機構のサイト

それで思い出したので本当に何年かぶりで日本年金機構のサイトにアクセスして
みました。

IDもパスワードもどこかに紛れてしまったので、サイト上で教示されている通り
新たにID発行依頼の手続をしてしまった後に別の手帳にIDとパスワードを発見、
ログイン出来てしまいました。・・・これって二重でID作成してしまったの!!??
大失敗。よほど長いこと使ってなかったんだと思い知らされました。
新IDが郵送で今の住所に届いたらどちらかをキャンセルすることになるのでしょう。

 

さてログインしてねんきん定期便をダウンロードすると自分の掛け金支払い記録を
見ることは出来ますが、この書面では年金額試算は空欄になっています。
日本年金機構はカラ期間までは把握していませんので海外在住期間等の
カラ期間がある人は自動試算が出来ないとは聞いていましたけれど、記録に間違い
がないかどうかは確認できます。

上記の様な表がついたpdfファイルがダウンロード出来ます。私は派遣社員で
収入が少なかった時期は免除申請をしていましたので免除期間がありますが
日本でこれをせずに未払いのままだと年金資格期間として換算されません
ので注意が必要ですね。

私は免除期間が5年半弱あるのですが<10年OK>に法律が変わったおかげで
”カラ期間”と”免除期間”のお世話にならなくてもまっとうに年金掛け金を支払った
期間だけで胸を張って受給資格期間を既に満たしていると言うことが出来る事に
なりました。

日本とフランスで年金

海外在住者(=住民票を抜いた人)は国民年金の掛け金支払いは任意で義務
ではありません。私は2002年から3年間任意で支払いましたが、引き落とし用
に日本の指定銀行に非居住者口座を開いて充分な資金をプールしておく必要が
あり資金補充が困難な事、さらに月間の掛け金が結構な額なので挫折してしま
いました。

私は日系でありながらもフランスにある会社で働きフランスの社会保障の
cotisationを天引きで支払っていたのでこの決断をしたのですが、海外でも
ずっと専業主婦等で年金に関わる社会保障に入っていない人達は日本の
年金支払いについてはやはり気にした方がいいとは思います。

また、若い頃日本を離れて日本ではほとんど年金掛け金を支払っていない人達
はフランスにある会社でフランス人同様長年働けば相応の年金がフランス政府
から支給されます。
けれどもそうでは無く何年も働いた後、私の様にかなり遅くなってから日本を
離れたならば日本の会社員時代に結構な金額が天引きされていたりします。
これってもったいないですよね。

日仏二国間の社会保障協定もありますが、制度が完璧に同じではないし、支払った
期間の加算になるだけらしいので、うーん、???マークが出ます。ましてこの
フランスの年金担当のお役所がきっちり日本ぶんも加算してくれるかと言えば、
なおさら一層疑問です。
私も自営業者になったらまたフランスの社会保障の支払いを始めることになるの
ですから会社員時代と合わせるとフランスの年金へのcotisationも結構長い期間に
なりそうです。
それで申請時期が来たら日仏別々に受給手続きしようかな、と考えています。

でもね、日本の年金が10年でOK、で喜んではいけないのですね。10年の受給資格
期間を満たしただけでは受け取れる額は少ないです。

そしてなんと75歳からの支給になるかも知れない等、やはり貯蓄に励むとか色々と
対策を打っておく必要はあると思います。

年金額かんたん試算の結果

一週間後の今日、新IDが届き、新しいIDでサイトに入ってみました。
ちなみに古いIDは自動キャンセルになっています・・・。

試しに年金額<かんたん試算>で受取額の確認をしてみました。これはワンクリック
で大丈夫。

すると・・・。

厚生年金の分は60歳から”特別支給”でもらえるそうですが、ほんの数千円ではないに
せよ一応のお小遣い程度。やっぱり満足な額にするためにはある程度の高級取りの
厚生年金適用の社員として何十年も働く必要があるのです。
そして65歳からの”本格支給”でも、その倍額になる程度、これじゃやはりフランスで
今後自営業者になってcotisationを追加しておく方がいいのでしょうね。

我が11年の日本の正社員生活のうちの最後の数年は月額報酬25万から35万以上になっていた
<昔日の夢>のような時期で、天引きされていた額も多かったのですが、そうでない場合

多々あると思います、その場合は厚生年金の支給額はそれこそ本当に少なくなるはずですので
上記も参考例ということでお願いします。

オレンジ色の年金手帳

さて私は昔この手帳を持っていましたが、1997年に
突然この記事の始めにある表紙が青いものが当時
住んでいた日本のアパートに送られて来ました。本当に
コロンと郵便受けに入っていたのでびっくりしました。

従来のオレンジ色のものは国民年金と厚生年金の番号を
一本化する前のものだったとのことで、破棄してしまい
ました。もとより新しい手帳に以前の加入履歴が記録さ
れているので古いものは持っていなくてもいいそうで
す。

 

海外生活が長い人の中にはオレンジ色のこれしか持って来なかったという人もいる
はずですがこれも問題は無いはずです。

気になる人は一度年金サイトを除いてみるといいでしょう。

日本年金機構(年金ネット) http://www.nenkin.go.jp/n_net/index.html

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