パリの日本語BOOK OFF、本当にさよなら

オペラ座から覗いた町並み、Book Offを初め、日本食レストランなどが林立

*オペラ座内部から見た街並み(2014.4)


 

 

とうとうパリの古本屋さんが店じまい

Book Offはフランス語の古本・CD/DVD販売店として残存することになりますが、
本家の日本語の方は2015年
12月31日で店じまいしました。
15日は会社員生活最後の
日でしたがやっぱり行ってしまいました。


なにせこれから住む予定のところには日本語書店など皆無なので日本発行の
クレジットカードを持ってない海外在住者に
とって日本のネットショッピングは
結構ハードル高いのです。海外発行カードは不可とか・・・・。それに高い!
それでこれは
おそらく最後の現物本の買い物のチャンス。

実は閉店前の11月には本やDVDの買い取りを一時再開していたのでした。
それで無駄な引越し
荷物を減らす目的で日本語学習教材一式を持って行きました。
フランスに来る際、昔スペインで日本語を教えていた経験
があるので仕事を探す
一助になれば、と日本から高い送料をかけてフランス語話者のための初心者本

かな学習書etc…を送ったのですが、某日系企業に採用されたのでついに使わずじまい。
これからは
日本語需要も減るだろうから先生は半永久的に廃業することに。

お役に立ててよかったです

それが何と思っていたより3倍ぐらい高値で買い取ってもらえたのでした!
通常は買い叩きに近い値段しか付かないのに・・・、とびっくりしていると担当者
(おそらく店の責任者)さんは

「実は日本語初心者用の教科書、INALCO(パリにある東洋語学校)の生徒さんが
中古本でもいいから、とよく探しに来るんです、今日も朝一人来られたのですが
在庫が
まったく無くてがっかりして帰ったところです。まだ新学期が始まってそれほど
経ってないのでまた
探しに来る人が閉店まであると思います。需要がある物については
採算が取れるので通常の値より
高く買い取らせていただいているのです。
こちらも助かります、どうも有難うございました。」

とのこと。10何年も本棚で埃をかぶっていた本が生まれ変われたのでこちらも嬉しい限り。

実のところ夏ごろ個人広告を出して買い取ってくれる人を探していたのですが、

人の足元見てとしか思えない常識外れの値切り→電話で話していても嫌になりました
  こっちの返事が遅れた(なにせ仕事の合間の休憩時間にメッセージ見るしかなかった)ので
  これからバカンスに出るからもういい、→おバカンス、ですか。そういうお方ならこんな
  安中古本でなくてもジュンク堂で買えるじゃない、と思いました。

もううんざりしてこれなら売らずにかさばるけど持って行こうかな、と考え始めていたのでした。

やっぱり売れてました!

15日に普通の買い物客として行ってみるとやっぱり売れてました!
購入者はおそらく安いものを探していた学生さんでしょう。
お役に立てて本当に良かった。

さて最後の買い物時も具体的な閉店日は示されていませんでしたが、12月末に
引越し先でネット検索すると上記の閉店のお知らせ広告が。

日本では全く利用することが無かったのですが、パリではすごくお世話になった、というか
顧客でした。名作・往年の話題作を中心に購入した本は文庫本中心に80冊以上になります。

パリを離れるのと同時に閉店になったパリのBook Off、これもパリの思い出のひとつ。

 

2017年4月8日追記

パリでの最後の日々に購入した本も、毎日他のことに忙殺されて、結局まだ
手を付けてはいません。

ネットサーフィンしていたらあるブログで今年になってからの日付で
「パリの日本語ブックオフ紹介します」という記事があったのですが、
調べるとやっぱりブックオフは閉店したままでした。残念。フランス語の本や
フランス語版日本のDVD等を取り扱っている筋向かいの店舗にも最近日本語
書籍が増えたそうですが(予想通りですが)、以前の様な純日本書店のお店は
ありません。

ぬか喜びでした、と言えないですね、今はパリから800kmも離れたところ
に住んでいるのですからあっても行く機会がほとんどありません。

しかし今の世の中、次第に電子書籍時代に入っていっているようで、
その証拠が新聞のweb購読でしょう。でも街角のキオスクは相変わらず
健在、紙のメディアはまだまだ廃れていません、本や雑誌、新聞などの
読むメディアが全部すっかりデジタル化するには少なくとも半世紀ほど
かかるのかも知れません。

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