コロナウィルスと『中国人』差別

2月初めですがここ南仏の果ては青空のいいお天気で18℃ぐらい、明日あさっては更に気温が上がりそうです。

ですが、先日から大きな問題になっている中国発のコロナウィルス、世界中で感染者が発見され、ついに1月30日WHOでも緊急事態宣言が出されています。(遅すぎる感満載!)

前回2003年のSARS以来の世界的に広がっている伝染病ですが、既に19カ国以上で患者が発見され、流行し始めてわずか2ヶ月にも満たない1月末現在で2003年を上回る人数の感染が確認されているため、嫌な話ですがさらなる拡散も予想されています。

欧州でもスウェーデンやイギリスなどでも先日初めての症例が報告されました。ここ田舎都市ではまだまだ皆さんのんびりしていますが不安ですね。パリ等大都会からくる旅行者などもいますので・・・。

伝染病に乗っ取った欧州での東洋人差別

田舎ではまだのようですが、パリなどの大都市ではウィルスには関係のない人達が思わぬウィルスの副産物のために酷い目にあっています。フランスだけではなく他のヨーロッパ諸国でもかなりおおっぴらに差別をする人達がいるそうで、ローマにある国立の音楽学校までがアジア人の授業を中止する発表をしました。

東アジア系だけとは・・・。

 

つまりはアジア系の人たちがアジア顔であるがために街なかで

睨みつけられたり罵倒されたり避けられたりしている

報告があちこちで出てきています、まるでコロナウィルスの感染のようにこんな感情も人と人との間でうつるものなのでしょうか。
Twitterでも#JeNeSuisPasUnVirus (私はウィルスではない)というハッシュタグがついたやりきれないツィートがたくさん。下はほんの一部です。

実際パリとその郊外中心にかなり以前から中華系の人達が暴力攻撃や強盗窃盗の対象になっている事実はあります。しかしこれは一部の移民系による暴挙であることは明らかで、今回の『ウィルス呼ばわり』のように一般市民からあるいは国立学校から締め出されることはありません。

東洋系はおとなしい、真面目、勤勉等、問題が無い高評価の移民層であったのに、今回このような状況に陥ったのはやはり、前回以上に『伝染力が強い』ウィルスのために
中国=東洋系、チャイニーズ、シノワ、チーノ=ウィルス保菌者で危険・・・
との単純な恐怖から来る本能的な反応であるはずですが、東洋系の顔をしているだけで街なかで避けられたり、カフェに入ってもウェイターがまったく注文を取りに来ない(接客拒否)等、この短期間で理不尽な差別をされた体験の報告はかなりの数に上っています。

ですが、

ワタシ的にも
街の中心部を散歩中にこの観光オフシーズンのしかも田舎都市にもかかわらず、”中国人”の旅行者家族グループらしき(中国の人によくある大陸的な顔立ちでした)3、4人の人達と歩道ですれ違った時、一瞬、
「あっ、怖い」
と避けた自分がいました。
これって今日本で中国人旅行者に出会った時の反応だと思うんです。

危険はできるだけ避けたいという生物的な本能でしょう。ここに来て<病気忌避>と<差別>の違いはどこでつけるのか、自分でもわからなくなりました。

アジア人差別は元から根強く存在します。
昨今は別の部類の外人への風当たりに変わってくれていて日頃はそれほど差別の目では見られませんが、これほどあからさまではなくても在外邦人で
自分が 「アノ中国人」と表現されたり、
不躾に 「中国ではXXでしょ?」と聞かれたり、
いきなり「にーはお」と挨拶(?)されたり、
差別なのか無知なのか、<中国人>として見られ、さらにはあからさまに見下されたことがある人はほぼ全員に近いのではないのでしょうか。

私もこんな対応される度にやり切れなく、
「他の系統の外国人や移民に差別的なことを言うとすぐ差別主義者だと非難反発されるからおとなしいアジア系を見下してからかって鬱憤をはらしているのだわ」
と嫌な思いをしています。

幸いこの田舎では東洋系旅行者自体が少ないのでアジア人ウィルスヘイトにはまだ遭っていませんが、東洋人への見下し偏見がウィルスのせいでさらに悪い方向に大きく広がってしまわないことを願っています。
ウィルスって怖いです。しかし正しく怖がらなくてはいけないと思います。

コロナウィルスから身を守る!

コロナウィルスは無症状の感染者もいます。しかし具体的に検査をしないと感染者かどうかはわかりません。街中に普通に生活している人である可能性も高いので日常的に防御しておくことが必須です。
私でもできそうな予防法を集めてみました。

まずは手洗い
コロナウィルスだけではなく普通のインフルエンザでも同じですが、外出から帰ったり、食事だけではなくおやつなどを食べる時にはその前に必ず石鹸で手洗いをしましょう。指と指の間も念入りに。できれば手首まで洗ってください。手洗いができない環境であれば消毒ジェルなどで代用するなど工夫しましょう。とにかくウィルスを口に入れないこと。

顔を触る前に手を洗う
また、ウィルスの付いた手で顔を触るとそれで感染してしまう可能性が高いので清潔な手以外では触らないように。特に目鼻口は要注意です。

身の回りを頻繁に除菌
身の回りもウィルスが付着している可能性があります。特に手が触れる可能性が高い、水道蛇口、デスク、キッチンカウンター、ドアノブ、手摺り、それからスマホ、マウス、キーボード等もこまめに消毒スプレーや消毒ティッシュ、アルコールを含んだ綿等で除菌清掃してください。

マスクは使い捨て、または高温洗濯が可能なものを
外出時にはマスク! ウィルスが付いてくる可能性が高いのでできる限り使い捨てができる製品を利用しましょう。

せきをしている人には近づかない、人混みへの無駄な外出は避ける
当たり前ですが、『君子危うきに近寄らず』です。差別になりそうですが、あらゆるところから不特定多数の来訪者が集まる観光地区にも特に用が無い限り近寄らない方がいいとは思います。

体調を整える
これまでの死亡者、または発病者の多くは基礎疾患を持つ人達であったようです。抵抗力があれば感染してしまっても発病せず済む可能性は高いです。

 

以上、要は普通のインフルの予防とほぼ同じですね。大体においてこまめに注意しておけば危険は避けられる、ということでしょうか。

何はともあれ今回のウィルス拡散に伴う騒動、早く沈静化してほしいものです。

 

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