フランスのPontには連休という別の意味も

*ポン・デュ・ガール。これは世界的にも有名なPontですね。

日本では只今GWの真っ盛りですね。もちろん業種によって通常よりも忙しい場合
も多いと思いますが、一般のオフィスはいつもは忙しくてもカレンダー通りの連休
にしてお休みのところがほとんどでしょう。

sakuraもその昔、東京で花の会社員だった頃は勤務先がメーデーも休みと
決めていたため、間にうまく有休を取って1週間も休みを取ってたりしていました。

でも日本のGWは国が決めた祝祭日があるから今では少なくとも5月3日から5日
までは固定三連休になっていますね。そう言えば大昔4日は祭日ではありません
でしたので4日が土日にならない限り普通は<飛び石連休>でした。

 

フランスの5月の連休は自分で作るのです

実はフランスにも5月の連休はあるのです。

ただし、国を挙げての連休なんかではありません、日本よりは遥かに少ない
祭日が5月には飛び飛びで3日ないし4日はありますので週末とくっつけて
巧みに連休にしてしまうのです。これは会社(事業所)ぐるみでやっている場合
もあれば個人で有給休暇を申請して休暇を作る場合もあります。

この<連休>をフランスではpont(橋)と呼んでいますが、フランスの会社では
は5月に関しては各社で、いえ、各部署で有休申請合戦があるところも少なくない
のです。大体は先に有休を申請した者勝ちなので、何ヶ月も前から自分の休む日を
リーチしたり、同僚にネゴして譲ってもらったり。しかし、取り残した休暇を月末
までに消化しないといけないこともあるので結構無理が認められる場合も。
それでどこの会社も5月は夏のバカンス時期7月8月に次いでオフィスはガラ空きに
なる場合がしばしば。

日系の会社はさすがにオフィスガラガラはありませんが、やはり休暇の争奪戦。
勝つのは子供がまだ小さくて遊びに連れて行く必要があったりする人。それで私は
負ける事が多かったのですが連休ではないけれどみんなが働いている日に休んで
のんびり買い物したり、比較的空いている日の美術館などに行ったりで結構優雅に
過ごせていました。

フランスの年次有給休暇は週5日労働の計算で、5週間分あるのです。つまり実質25日。
日本では30日あると報じられている場合もありますがこのプラス5日は<労働可能日>
ということで通常は土曜(一部業種では月曜)がこれにあたり、月から土の週6日とし
て勘定すればなるほど30日です。しかし普通のサラリーマンは週休2日制なので休みの
勘定には入れません。それで実質は25日なのです。

そして一般の私企業に勤める人の有休日数起算日は多くの場合6月1日になっていて、
その為5月31日までに休暇を使わないと来年に繰り越すには通例特別な申請が必要
なのです。それが人事から承認されるかどうかはまったく不明ですし、残った有休を
買い取ってくれる制度がある会社なんてまずありません。みんな消化するのに必死に
なる訳なのです。
でも日本の場合は法的にも次年度に繰り越す権利が決められていますね、一応。

2017年の5月はPontが作れる週が多い

今年の5月はカレンダーがよく出来ていて、1日は月曜で土日月と自然三連休。
その次は8日の月曜が戦勝記念日でこれまた三連休ですが、もしかして5月2日
から5日の4日間を有給休暇を取って巨大な橋を建設し、10日間のバカンスにして
しまってる人もいるかも知れません。

その後木曜日の25日はAscensionと言うカトリックの祭日なのですが、このカト
リックの祭日はその後に来るPentecôte(月曜日)と同じく曜日は固定していて
毎年木曜ですが復活祭とセットになっていてその年によって日にちは移動する移動
祭日なのです。今年は5月も末の25日。
ここでも次の金曜を休んでミニ橋を作り。四連休にする人も多いと思います。

去年は1日、8日が日曜日とダブってまったく祭日の旨味が無かったのですが、今年は
今週第1週や月末の第4週に国内や近場へ遊びに出る人も結構居るようです、それでも
もちろん<全国一斉>に遊びに繰り出すという感じではないのです。それがフランス
らしいところですね。

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元パリジェンヌのセミひきこもり